被せ物で形を変える方法と、歯を動かす方法
セラミックの被せ物で見た目を変える治療は、主に歯ぐきから上に見える部分の形や色を整えるものです。歯の根の位置を移動させる治療ではありません。一方、ワイヤーやマウスピースを使う矯正治療は、歯を動かして歯並びや噛み合わせを改善します。まず、悩みの原因が歯の位置、形、色のどこにあるかを診察で確認しましょう。
被せ物のために歯を削る負担
被せ物を作るために削った歯は、元には戻りません。歯の傾きや修復範囲によっては削る量が増え、神経に影響が及んだり、後に根の治療や修復物の交換が必要になったりすることがあります。短期間で見た目を変えられる可能性だけでなく、歯をどれだけ残せるかを確認してください。特に健康な歯では、削ることを避けられる選択肢との比較が重要です。
矯正治療の期間・管理・リスクも確認する
歯を動かす矯正治療には、治療期間、装置の管理、丁寧な清掃、治療後の保定が必要です。むし歯や歯周病、歯根吸収などのリスクについても説明を受けてください。すでに大きな修復物がある場合などは、矯正と修復を組み合わせることもあります。一方がいつでも優れていると決めず、自分の歯と噛み合わせに適している方法を比較しましょう。
他人の写真ではなく、自分の診断結果をもとに選ぶ
写真だけで、ほかの人がどの治療を受けたかを確かめることはできません。著名人の見た目や評判を根拠にせず、自分の歯に必要な処置を確認しましょう。削る歯の本数、神経を残せる見込み、治療をしない場合、将来の修理や交換について質問してください。すぐに決める必要はなく、説明を持ち帰ったり、別の歯科医師の意見を聞いたりして検討できます。
費用・期間・主なリスク
自由診療(保険適用外)です。以下はグループの参考情報で、個別の治療計画・お見積もりにより異なります。
- 費用の目安
- 詰め物1本 33,000円〜、被せ物1本 88,000円〜(税込)。材料・本数・追加処置で異なります。
- 治療期間の目安
- 診察後にご案内します。歯の状態や本数によって異なります。
- 通院について
- 診察、形成・型取り、装着・調整など。先にむし歯や歯ぐきの治療が必要になる場合があります。
- 主なリスク・副作用
- 歯を削る処置を伴うことがあり、知覚過敏や歯の神経への影響、欠け・割れ・脱離、再治療が必要となる可能性があります。
よくあるご質問
早く終わるセラミック治療を歯列矯正の代わりにできますか?
歯の根の位置を変える矯正治療と、被せ物で形を変える治療では、できることが異なります。噛み合わせも含めて診察を受け、適応と歯への負担を比較する必要があります。